ゆで卵は朝食やお弁当、各種レシピに欠かせない定番食材。しかし、「殻がむきにくい!」という悩みを抱えた経験がある人も多いのではないでしょうか。ここでは、ためしてガッテンで紹介されたシンプルながらも効果抜群の「きやすいゆで卵」の作り方をわかりやすくご紹介します。特別な道具や材料は必要なく、家にあるスプーンひとつでできる簡単なテクニックです。今回は、手順やコツ、さらにゆで卵を使ったおすすめレシピも解説します。
ガッテン流!ゆで卵のきやすい茹で方
基本の材料と準備
使用する材料はシンプルです。
・卵(お好きな個数)
・鍋(卵がしっかり浸かる大きさのもの)
・スプーン(殻にひびを入れるため)
まずは、鍋に卵が浸る程度の水を入れ、しっかり沸騰させます。新鮮な卵は、二酸化炭素が多く含まれているため、加熱時に白身が殻にくっつきやすくなります。このため、使い古しの卵や常温に戻した卵の使用も一つのポイントです。
ひびを入れておくひと手間の重要性
沸騰する前に、冷蔵庫から取り出した卵の「とがっていない緩やかなカーブ部分」をスプーンで数回軽く叩きます。これは、卵の底の部分にひびを入れるためのもので、加熱時に白身と殻の間に隙間ができるので、く際にスムーズにむける工夫です。
ポイントは、強く割りすぎず、薄くひびを入れること。黄金比ともいえるこのひと手間が、ツルっと剥けるゆで卵に変える秘訣です。
卵を鍋に入れるときの注意点
ひびを入れた卵は、おたまなどを使ってそっと沸騰したお湯の中に入れます。
・卵同士がぶつからないように、優しく入れる
・沸騰しすぎないように火力を調整する
火力が強すぎると卵が激しく動き、ひびが広がりすぎる可能性があります。しっかりとひびが入った状態であれば、適切な温度管理が大切です。
茹で時間の目安は以下の通りです:
・約8分:半熟のとろりとした仕上がり
・約12分以上:固ゆでに仕上げる場合
仕上げとくコツ
冷水で急冷する
茹で上がったら、すぐに火を止め、卵を取り出して冷水に入れます。急激に温度を下げることで内部と外部の温度差が形成され、白身と殻の間に隙間ができやすくなります。冷水で冷ますことで、手でむく際に熱さによる不具合がなく、冷えた卵のほうが取り扱いやすくなります。
殻むきのテクニック
冷水でしっかり冷やした後、卵のひびが入った部分から、そっと殻をむいていきます。
・むき始めはひびの入った部分を丁寧につまんで剥がす
・滑りやすい場合は、軽く転がしながらむくと作業がスムーズ
この方法を使うと、卵白も殻ごと捨ててしまう心配が少なく、まるでプロが作るような「ツルっと」した仕上がりを実現できます。
新鮮な卵とむきやすさの関係
実は、ゆで卵がむきにくい原因の一つは卵の鮮度です。
・新鮮な卵は、内部に二酸化炭素が多く含まれており、加熱時に膨張して白身が殻にしっかりくっついてしまう
・反対に、少し経過した卵は二酸化炭素が抜け、白身と殻の間に隙間ができるため、むきやすくなる
とはいえ、ガッテン流のひと手間を取り入れれば、新鮮な卵でも比較的綺麗にむけるようになるため、専用の道具がなくても安心して作ることができます。
栄養と健康面のメリット
ゆで卵は、栄養価の高い完全栄養食として知られています。
・タンパク質:体内での吸収率が高まり、筋肉の修復やダイエットに効果的
・脂質:エネルギー源となり、悪玉コレステロールの低下に寄与する
・ビタミン・ミネラル:ビタミンB群、ビタミンD、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれており、健康維持や美肌効果も期待できる
また、卵黄に含まれるビオチンは、皮膚や髪の健康をサポートしてくれるため、ゆで卵を上手に生活に取り入れることで、簡単に健康と美容の両面からメリットを享受できます。
ゆで卵を使ったおすすめレシピ:とろ~り半熟煮卵
ひとたびきやすいゆで卵が完成したら、いろいろなアレンジが楽しめます。ここでは、人気の半熟煮卵の簡単レシピをご紹介します。
材料(5個分)
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 卵(Mサイズ) | 5個 |
| 砂糖 | 大さじ2 |
| しょうゆ | 大さじ2 |
| 和風顆粒だし | 小さじ1 |
| 水 | 100cc |
作り方
1. ガッテン流で8分程度ゆでて半熟卵にする。
2. 冷水でしっかり冷まし、殻をむく。
3. 耐熱容器に砂糖、しょうゆ、和風顆粒だし、水を入れ、ラップなしで600Wの電子レンジで約1分加熱する。加熱後、よく混ぜ合わせて粗熱を取る。
4. ゆで卵と調味液をジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜くようにしっかり密封して冷蔵庫で一晩漬け込む。
5. 翌日、器に盛り付け、お好みで刻みねぎを散らして完成。
この半熟煮卵は、ラーメンやサラダ、丼ものなどさまざまな料理にアクセントとして使えるので、お家で簡単にプロの味を楽しむことができます。
まとめ
今回ご紹介したガッテン流のゆで卵の茹で方は、シンプルながらもひと工夫加えるだけで、殻剥きのストレスを大幅に軽減します。
・スプーンで卵の底にひびを入れる
・適切な火力でゆでる
・急冷して冷水で仕上げる
このポイントを押さえれば、新鮮な卵でも比較的綺麗にむくことが可能です。また、ゆで卵は栄養豊富で健康や美容にも良いので、毎日の食生活に取り入れることで、体の内側からキレイになれる一品です。
試してみる価値大のガッテン流のゆで卵。これで、忙しい朝も、また料理のアレンジも、より楽しく、ストレスフリーに楽しめることでしょう。









